【第6回】もてなしの心と職人の意気
2010年1月15日 掲載
立花鮨
酒田市千石町に、創業40年を超える老舗寿司店･立花鮨がある。
庄内浜でとれた魚と庄内米、地場の野菜を使ったこだわりの寿司や料理は、
地元はもちろん、庄内の味を求めに訪れる観光客からも喜ばれている。
「お客さんが気軽に、そして和やかな雰囲気の中で楽しく過ごしてもらえるように」と
子ども連れは大歓迎、宴会は、飲み物が付いて1人3,000円という驚きのプランを用意している。
2代目大将の田巻健一さんは25歳で店を継ぎ、
以来20年間店を切り盛りしている。
剣道6段の腕前で、小中学校の指導者も務め、剣士としての一面も併せ持っている。
必死に店を営んできて、気付けば父親である初代と同じくらいの月日が流れた。
「長く続けられたのは、支えてくれたお客さんのおかげです」と振り返る。
そして「死ぬまで職人として生き続けたいですね」と熱いまなざしで今後の豊富を語ってくれた。
最近のヒットはランチタイムに提供している「よくばり海鮮丼」（1,050円）。
約10種類のネタが乗った、まるで宝石箱のような丼だ。
「はっきり言って赤字覚悟です。しかし、誰にでも自信を持っておすすめできる一杯です」と語る。
1人で楽しむも良し、来客へのもてなしの一食としても喜ばれる逸品だ。
1日20食限定なのでお早めに。
※写真右はカニとウニの贅沢な組み合わせの「冬限定･よくばり海鮮丼」（1,600円）。
1月25日（月）から2月28日（日）までの土日昼限定、1日10食のみ。
立花鮨
[住所] 酒田市千石町2-10-14 [TEL] 0234-22-8139
[営業] 11:30〜23:00
[定休日] 水曜日 [駐車場] 4台
