
【第22回】あのマーボ、ついつい食べたくなってしまう
2010年11月16日 掲載
味好 鶴岡美咲店
味が好きと書いて「あじよし」。
グループ店として酒田市の味好駅東店、悟空、尾浦、福の家、めん福、鶴岡市の善などがある。
基本レシピは同じだが、各店にオリジナルもあり、
また、同じメニューでも材料が違ったり、製法にアレンジを加えるなどしている。
そのため、「マーボは駅東だ」「カラフトなら悟空」「とびうおは淀川」など語るファンもいる。
食べ比べも面白い。
さて、淀川店は、パチンコベガスベガスの駐車場の道路沿いにあり、かなり目立つ黄色い外壁をしている。
テーブル、小上がり合わせて50席の店内は明るく入りやすい。
昼時には待ち客も出る人気ぶり。
人気メニューは
マーボラーメン 580円
辛みそラーメン 650円
各種ラーメンに+230円でライス、ギョーザ、お新香が付く満腹セット
など。
メニューが50種以上あるので、何度行っても新しい発見がある。
スープは、ゲンコツ、トリガラ、そして庄内でも珍しいトビウオの焼干しをベースに、
動物系と植物系のバランスの取れたしっかりした味付け。
麺は国産小麦にカンスイを抑えた自家製多加水麺でコシが強い。
ちなみに、数カ月前から縮れの強い麺に変わった。
ギョーザはアンコはもちろん、皮も全て自家製で、随所にこだわりが見える。
味好と言えば大盛ファンには感涙の店でもある。
普通でも麺は220gのボリュームがあるが、大盛になると何と2玉440gオーバー!!
どんぶりが顔を洗える洗面器に見えてしまう。
休日には家族連れが目立つ。
大盛ファンだけでなく、お母さんやちびっこのハートもしっかりつかんでいるようだ。
オーナーの伊藤さんは、休みがあればラーメンの食べ歩きをして、味の研究に余念がない。
「理想の味には近づいているが、まだまだだなぁ」と話す。
気さくでにこやかな方だが、ラーメンの話しをする時たまに見せる鋭い眼光が、
味に対する真剣さを感じさせる。