ラーメン激戦区の酒田で、昼時は多くのファンでにぎわう超人気店がある。
酒田市こあらに店を構える、その名も「らーめん・つけ麺 新月」だ。
店主の加賀屋貢さんは、ワンタンメンで有名な酒田市の「満月」で修行した後、昭和50年に開業。
満月の「月」の一字を師匠から譲り受け、「新月」の店名で営業を始めた。
現在は地元をはじめ山形県内や全国のテレビ、情報誌で取り上げられるほどの人気ぶりで、
酒田のラーメンを牽引する店となっている。

スープは、酒田のラーメンの特徴の一つである「魚介系ダシ」の風味を大切に、
トビウオ焼き干し、ゲンコツ、豚・鶏ガラ、モミジ、野菜類をたっぷり使用する。
徹底したスープ作りで妥協は許さない。

麺は3種類の小麦粉をブレンドして作る、自家製の中細縮れ麺。
3~4日冷蔵庫で熟成させた多加水麺は、コシが強くのどごしも良い。
両端を引っ張ると3倍以上に伸びる麺は、自家製だからできる技だ。

「バランスが大切」と語る店主が作る入魂の1杯は、どれも納得の味。
麺・スープ・具のバランスの良さは庄内でも群を抜いている。

店内に入ると、食券販売機がある。
これは調理中にお金に触らず、常に清潔さを保つ工夫の一つだ。
厨房内もピカピカで、見ていて気持ちがいい。
また、ラーメンの美味しさを存分に味わってもらいたいと店内は禁煙にしている。
繁盛店ならではの工夫が随所に見える。

ここで、新月の人気メニューを一部紹介したい。

酒田のラーメン 550円
トビウオ焼き干しなどを使い、研究を重ねて完成させた1杯。
魚介風味が口いっぱいに広がる。
毎日食べても飽きのこない、優しい味に仕上がっている。


ワンタンメン 650円
トロトロのワンタンは皮まで自家製。
麺、スープとの相性も抜群で「酒田のラーメン」同様、注目を集める。
のど越しの良さと優しい味に、女性からの支持も高い。
特製チャーシューを混ぜた挽き肉には旨味がたっぷり。
女性に嬉しい小盛サイズも用意している。


チャーシューメン 750円
肩ロースと豚バラ肉がたっぷり入った、贅沢な1杯。
肉の旨味とやわらかい食感が同時に伝わってくる。
満足度が高く、リピーターも多い。


つけ麺 700円
温かいスープに冷たい麺をつけて食べるつけ麺。
酸味の効いた温かいスープは、自家製麺のコシの強さとのど越しの良さを最大限に引き立てる。

ほかにも、チャーシューワンタンメン800円、つけ麺(担々スープ)700円、酒田のラーメン(小)500円、
ワンタンメン(小)600円、ワンタン650円、煮玉子100円、ライス150円がある。
大盛りは100円増し。

味はもちろんだが、繁盛店ならではの心配りがたくさんある。
たとえ行列ができても待ち時間は少なく、すぐにラーメンが運ばれてくる。
他店よりスタッフを多く起用し、分業制で迅速に対応ができている。
食券を出してからのスピードは圧巻だ。
「お腹がすいて食べに来てもらっているのに、待たせることはできない」と店主は語る。
また、店内はカウンター席が15席と他の店より多く、女性1人でも入りやすい空間にしている。
駐車場も30台完備し、駐車スペースの間隔も広く、女性でも安心だ。
さらに、麺の大盛りが100円増しで、ワンコインでお腹いっぱいになれる。

新月のラーメンは日々進化を遂げている。

春風に誘われながら、新月の味をとことん楽しんでみよう。

最後に嬉しいお知らせを1つ。
このサイトに掲載しているお店のページに「麺類全品50円引き(2名様まで)」のクーポン券が付いてます。
お見逃しなく。

新月

[住所] 酒田市こあら2−6−3 [TEL] 0234-26-0141

[営業] 11:00~(スープが無くなり次第終了)

[定休日] 日曜日 [駐車場] 30台